私がハローワークの職業訓練で初めて行ったのが6年前の9月に始まる【介護基礎科Ⅱ】でした。訓練期間は3か月。
学校に通う前、元々無資格で介護職員として働いていました。
入社当初、働きながら介護の資格とれると聞いていましたが、「いま他の介護職員が実務者研修行っちゃうから、もう少し待って」だのなんだの言われ、資格を取りにいくのが遅れに遅れ、結局二年も無資格で働いていました。
そこで「あ、もうここは口だけなんだな」と思い、一思いに退職してハロワに相談。
ここで介護の職業訓練に行くことが決定!
ここで友人Sたちと出会うわけです。
ここで取れる資格は
- 介護職員初任者研修
- 全身性障害者移動介護従業者
- 同行援護従業者
- 普通救命講習
などです。ハロートレーニング情報に載ってます。
座学、実技、試験があり、本当に学生と同じように過ごしていきます。学生証ももらえる!
学校帰りに近くのイオン寄って試験前に話したりしましたね~。青春やったで。
友人Sとは席が通路を挟んで隣だったことから、良くペアを組んでいました。
そこで仲良くなり、今も交流があるわけです。
本当、学校行ってよかった。人生やり直せてもSと出会うために同じ時期に学校行きたいと思う程、良い友人に巡り合えました。
席順はこんな感じ。
座学は教科書を朗読したり、板書したり、本当に学生と一緒。
内容は障害についてだったり、介護技術についてだったり、介護保険についてだったり結構色々やります。
グループワークで一つの事例について議論したり、まとまった議論を発表したり。
他に手話の勉強があったり、マナーについての講習があったり、アロマセラピーについて学んだり。
ここでハンドマッサージも習いました。
アンガーマネジメントなど、精神面的なものに対する授業もあったので面白かったです。
この時のペアは、両端の私とT(男性30代)でした。
まず一人が先生のもとに行き、ペアの人に何をするか小声で聞かされます。ペアの相手には秘密。
私が出されたお題は【ペアの相手との会話中、ずっと不機嫌で横柄な態度をとること】
アンガーマネジメントについて学ぶためだったはず。
面白そうなのでTが何を話してもどこぞの女優張りに「…別に」とだけ返事をし、腕と足を組んで冷ややかな目でTを見降ろします。
目も合わせないで爪のささくれなんかいじっちゃったりして。
かなり役に入りきり、これは相当Tも嫌な思いしてるんじゃないかと思ってこっそりTを見ると特に怒った様子もなく笑顔でした。
相当心広いな…。そういえばTはバツイチだけど学校通ってる時点でも元妻に援助してたり(離婚理由は向こう、Tに非なし)かなり器の広い男。すごい。
と思っていたら、後からSに聞いたところ私の冷たい態度に興奮していたのだとか^^
T…。Tよ…。TなのにMだったんかい…。T…M…Revolution…ってか…。
さて、TがMだとわかったところで。
クラスメイトの性癖までわかる面白い授業の数々。
実技ではいよいよ介助について学んでいきます。
服を着せ変えたり、椅子から車いすへ移動したり、食事の配膳や食事介助について学んだり。
普通救命講習では私の演技力の高さにクラスが沸く。
しかし人口呼吸がうまくできず、人形、死す。
実際に施設へ出向き、実習したりもする。
そこでお昼休憩で看護学生たちとも知り合いになり盛り上がる。
私、施設で迷子になり看護学生に道案内してもらい、介助される側になる。
施設でも多くの笑いが巻き起こりますが割愛。
もし皆様が学校に通うことがあれば、楽しい学生生活になること間違いなし。
めちゃくちゃ面白い友に出逢えたりしますし、Tに学校の階段下で告白されたり、Mが持参したお弁当を巾着ごと電子レンジに入れて煙出したり、本当に面白かったです。
他にもクラスメイトの他グループでのいざこざが巻き起こったりと話題に事欠かないクラスでしたが、みんな無事すべての試験に合格し、卒業。
最高に楽しかったです。
私が通っていた学校はこの介護基礎科Ⅱと看護学生しかいなかったのですが、次回【職業訓練ビジネスワーク科編】では他の訓練の人たちと同じ校舎なのでこれもまた色々ありましたので書いていこうと思います!
学校楽しいよー!!