独身女性の奇行~猫を添えて~

冴えない独身アラサー女性。一生猫の下僕であることを誓う。

兄はプライスレス

私には一つ上の兄がいます。

 

兄はそれはもうパーリーピーポーテンションマックスアゲ↑↑なデンジャラスボーイ。

小学生の頃からモテモテのナイスガイ、でも眉毛はマイト・ガイ

我が一族は眉毛が濃いのだ。私も立派なものを持っている。

兄もそれを気にしていたようで、高校生になった頃には色気づき、眉毛のお手入れをしてマイト・ガイから我愛羅になった。砂漠送葬!

 

そんな兄は本当にモテモテ。

どれくらいモテモテかというと、彼女が妹の私に何かしらのマウントをとってくるほど。

なんでよ?

妹の私になんの嫉妬?

私なんて中学、高校と芋臭さマックスハートだったし、体型もメークイーンどころか男爵イモ、お顔はまん丸りんごのほっぺでした。

そんな芋うと(妹)に対してシスコンだった兄の性癖も疑うけど、彼女さんたちもよく私にマウントとってきたね?

兄の彼女は歴代ほとんどギャルだったので怖かった…。

そんな芋うとの心兄知らず、兄は何故か私に彼女を紹介させたがるのでした。

妹がいる兄の方々にお聞きしたい。

兄のこの心理なんなん?

 

そんな兄は女性だけでなく男性にモテることもしばしば。

 

一番印象に残っているのモテ話があります。

兄が友達と飲みに行った帰り、お酒でベロベロになっていたそうな。

そこにとある外国人男性がやってきて、兄に向って指を三本立ててきた。

すぐには理解できなかった兄だが、本能で理解した。

兄は力強く「NO!NO!」と言って素早くその場を離れた。

兄は3,000円か30,000円で抱かれるところでした。

 

また、別の日。

兄が飲み屋街を歩いていると向かい側から外国人男性が歩いてきて、するっとお尻を触られたそうな。

おしまい。

 

兄は老若男女からモテるのだ。

 

そんな兄が私は大好きだ。

いつまでも面白い兄でいてほしい。

どこまでも優しい兄。

高校の頃、クラス全員がお友達と言っていた優しい子。

でも話したことあるのは全員ではないの。

それでもクラスのみんなとお友達。優しい子。

 

さて、そんな兄が金曜日我が家にやってきて、「いりこ、明日仕事?」と聞いてきました。

またどこかに送ってってとか、ラーメン食べに行こうとかのお誘いかな?

「明日は14時30分までだよ」

「じゃあ間に合うな。明日15時30分から試合(バスケ)なんだけど、観に来る?」

 

じゃあ間に合うな。明日15時30分から試合(バスケ)なんだけど、観に来る?

 

びっくりしたので2回言いました。

ほえ~。妹に社会人バスケの試合観に来るか自分で誘っちゃうんだ。

シスコンほえ~。

しかも、母曰く、「観に来る?」は「観に来て」という意味らしい。

 

どこでツンデレ発揮しとんねん!

 

本当にもうこの子ったら…。

だから私もこう返してやりました。

「えー…どうしよっかな^^行かないかな~。こっそり観に行こっかな~」

私もツンデレで対抗してやりました。

平成アニメヒロインの座は私のものよ!(ツンデレキャラが多かった)

 

そしてこっそり観に行きました^^

なんやかんやあって、第2クォーター終わり頃に到着。

母が座って観れる場所を探していたらハーフタイムになってしまいした。

ハーフタイム中、シュート練をしている兄をみて感慨深い気持ちに。立派になって…。

 

しかし私、その中で推しを見つけてしまったんですね。

 

兄と同じチームの11番君です。

フォームが綺麗!

ちょっとぷにっとしているけど顔きゃわ~^^

肌白~い^^

そんなんもう赤ちゃんじゃ~ん^^

と、思っていたら、試合後の兄いわく11番君、なんと19歳。

 

マジの赤ちゃんじゃん。

 

あっぶね、危うく犯罪になるところだった。セーフ。

他に推しになりそうな人はいませんでした。

しょうがなしに兄を推します。

 

ハーフタイム中何度か兄と目が合った気がして、兄は私たちに気づいてると思いました。

ですが母は「いや、気づいてない。目合ってない。○○(兄)は目が合ったら浮かれて目が泳ぐ。絶対気づいてない」と刑事のようなことを言いました。

「そんなことないよ、目合ったよ!」

「合ってない」

母は確信していた。

 

試合は白熱。

兄も点を獲る。試合は兄チームが圧倒的に優位だがみんなもちろん手を抜かない!

兄が相手チームのパスをカット!しかしそのままボールと一緒にコート外へ羽ばたいていってしまったー!!

「あちゃー!」

兄は笑っていました。

なんていい笑顔なの?

まるで少年のよう。

輝いてる。

あんたが一番だ!

 

そして第4クォーターが始まり、再び兄たちがコートに舞い戻ってくる。

ここです。

「え!?いつから来てた!?」

兄の声が試合開始前のコートに響きます。

気づいてなかったんかい!!!

母の言う通りでした。気づいていませんでした。

ただ私が「あ、目合った///」と勘違いしていただけでした。

クソ!!ハズイやんけ!!

 

その後も兄は点を獲り、チーム内で2番目に多く点を獲っていたそうな。

試合後我が家に来て嬉しそうに語っていました。

 

しかし生で試合観ると面白いですね~!私もバスケ部だったので学生以来です。

後半しか観れなかったけど、全部ちゃんと観たかったです。

これは試合観るのハマりそうだな~。

今度見ず知らずの人たちの試合でも観にいこっかな^^

その中で推しを見つけてそのチーム勝手に応援しようかな^^

選手は見ず知らずの誰の関係者でもない女に応援されて恐怖かな^^

 

ぜひまた行きたいです。