独身女性の奇行~猫を添えて~

冴えない独身アラサー女性。一生猫の下僕であることを誓う。

兄と愉快な仲間たち

人生で一度だけ兄と飲み屋さんで飲んだことがあります。

そこで兄の私への愛をお腹いっぱい味わったのでした。

 

当時、相も変わらず飲み仲間の友人Sたちと飲んでいました。

すると兄からLINEがピコン。

「いりこ、いつものところで飲んでるんでしょ?俺も行こうかな」

どうやら兄も近くで飲んでいるご様子。

 

前々から兄は私が飲みに行き始めたのを心配していました。

私は友人Sに出逢うまでの27年間、飲みになど行ったことはありませんでした。

ちなみにタバコもギャンブルもしません。ブランド物も興味なし。

どうです?優良物件でしょ?早く私をつ・か・ま・え・て♡

真面目も真面目、でも不真面目でもあるので真面目に不真面目怪傑ゾロリでした。

なのに27歳になったとたん毎週のように飲みに行き始め、すったもんだあるもんだから兄は私を心配しているようでした。

私達、一歳しか歳違わんよね…?

でも兄はいつも私を心配してくれる優しい兄なのです。

 

そしてとある日、ついに兄が私がいつも飲んでる飲み屋にお友達を引き連れてやってきたのです!

お友達こわ…::>_<::

泣いちゃうかと思いました。いかつすぎ。兄が赤ちゃんに見えるほど、お友達がいかつい。

お友達はすでに酔っていて、気さくでした。

気さくに私のおっぱい揉んできました。会ってまだ5分も経ってません^^

普段なら気にしませんが、兄の目の前で兄の友達に胸を揉まれているという事実。

は、はずかちっ><

お友達が「妹ちゃんおっぱい大きいね」などと言うと、兄は一生懸命「いりこはぽっちゃりだからな!ぽっちゃりだからな!」とフォローなのか貶してるのか…。

でも普段私をデブと言ったことないので(思ってはいる)多分フォローだったのだと思います。

兄と私が隣同士で座り、向かいの席に兄の友人3人が座っている感じなのですが、私の前に座っている二人が私の乳を揉もうとしてきます。

すると兄が伸ばしてきた手を阻止!

 

お、おにいちゃぁん///

 

兄は一生懸命私のおっぱいを守ろうとしています。

兄は貧乳派なのにね…!(このタイミングで兄の性癖暴露)

おそらく兄の友人は私の乳うんぬんよりも、兄が妹を守ろうとする普段と違う感じが面白くて私にちょっかいかけてきてたんだと思いますがね。

 

しばらくして私の乳いじりが納まり、普通の会話を楽しみつつ、なぜか記念に兄とのツーショット写真を撮影。

なんかめちゃくちゃ似てるな、今日の私達。

兄は母親似で色黒の細身体型。私は父親似の色白豊満ボディ。普段はあまり似てない私達ですがなんか今日は似てる。

多分飲み屋の薄暗さで肌の色が変わらなく見える、そして兄がこの頃ちょっと太り出してたのと深夜の酒の席でむくんで私の顔のまん丸さに近くなったのも相まって似てるんだな。

その写真は今でも大事にフォルダに入ってます…///

 

さらに時間は進み、兄のいかつい友人も酒が進み、ついに珍事件発生。

兄のいかつい友人、をさらけだそうとしている!

というかさらけ出して私に見せようとしている!!

どうして急に!?というツッコミをしたい気持ちをグッと堪え、そのご尊顔を拝見しようとする私。どれどれ。

だけど兄が私の頭をヘッドロック

「やめろw見せんなw」と私の顔を自分の懐に隠し、友人の珍を私に見させてくれません。

み、みせてよ!!せっかく本人から見せてくれるっていうんだから!

でも兄は珍がしまわれるまで私の頭部をニーブラし続けたので、ついぞ珍のご尊顔を見ること叶わず。

ここでも兄は私のことを守ろうと頑張ってくれたのでした。

 

ちなみにその日、当時イイ感じだった男性もその場に来ていました。

兄が来るまでは一緒に飲んでいて、兄が来た時は別カウンターにいたので兄と接触はなかったのですが。

兄にはイイ感じの人がいることは言っていたので、バレるのではないかとヒヤヒヤ。

妹過激派の兄、私が男性の良い感じになるのを良く思っていません。

一瞬、「あいつが前言ってたやつ?」とバレかけましたが、「違う人。イイ感じの人は今日来てない」とウソつきました^^

あっぶね~!

でも肯定していたら兄と彼は一体どうなってしまっていたんですかね^^

 

最後にまた事件が起きました。

珍事件を起こした兄のいかつい友人が、酔ってソファで寝そべっていた私の友人Sのお尻の匂いを嗅ぎだしたのです。

ど、どういうこと!?

何をいっているかわからないと思いますが、私にも何が起きたのかわからなかったのでした…。

Sは私たちにお尻を向けて、頭は壁側に向けて寝そべっていたのですが、その無防備なお尻を兄の友人が顔を近づけていくんですね。

犬の挨拶か?

実際にくんかくんかはしていませんでしたが、色んな意味で危ない光景でした。

慌てて止めに入ったのですが、それがまた彼を刺激してしまってSの股間を触り出したのですね…。

だからどういうことなの!?

私が慌てると返って逆効果だったのでそれ以上騒ぎ立てないようにしつつ牽制し…。

初めての兄との飲み会はとんでもない事件が勃発する飲み会となりました。

戦犯はいかつい野郎だけだけど^^

 

ちなみに、あとからSに詫びたのですが、さすが歴戦錬磨のS。

「大丈夫大丈夫。あんなの飲みの席ならよくあるし。それよりいりこが止めてくれる声の方が大きくて周りの目を集めてないか心配だったわ(笑)」とのこと。

股間触られるより私の大きい声が嫌って…。

 

とにかく、色んな意味で思い出深い日でした。