独身女性の奇行~猫を添えて~

冴えない独身アラサー女性。一生猫の下僕であることを誓う。

母、突然の退院。愛憎渦巻くファミリーサスペンス

母の手術から1週間、突然母から「なんか明日退院できるかもしれないって!」とLINEがきました。

…ええ!!?

入院前の説明では2週間程の入院、経過次第では延びるかもしれないってきいてたのに!?

しかもそのLINEが届いたのは夕方16時頃。

昼にLINEした時は「吐き気が止まらない、食事もほとんど食べれてない。体重35キロまで落ちた」と言ってました。

そんな状態でも退院させるの!?と思いもう少し話を聞いてみると、「先生の回診の時だけ頑張ってご飯食べた。早く家に帰りたいから」と…。

コラァ!!!

それじゃダメじゃろがい!

 

足の手術した時も同じでした。

家に早く帰りたいから、本当は半年入院のところをワガママ言って3か月で退院してきた前科があります。

その時も介護は私一人で大変でした。

なのでまた始まった…と、もう心配を通り越しました^^

吐き気が止まらず、食事もできない状態なのに帰ってこられても困る。病院なら点滴やそれなりの処置できるけど家でそんな処置できませんもん。

なので病院に電話しました。

私「母が明日退院だと言ってたのですが…本当でしょうか?本人は吐き気が止まらず、食事もほとんど食べれてないと言ってるんですが、早く帰りたいから先生の前でだけ頑張って食べたそうです。そんな状態でも退院なのでしょうか?」

看護師「一応退院という話が先生からでてまして…。でも、今日の夕食もほとんど食べれてなくて、明日退院というのは…ん~~~…。明日先生に確認をとってという形になるかとは思います」

と、看護師さんもあまり食べれていないという認識。

 

とりあえず、翌日医師から直接私に連絡してから退院の話を進めるということに。

翌朝朝一で医師から連絡が来ました。

医師「食事も食べれてますし、順調ですので退院OK出しました」

私「本人は先生の前でだけ頑張って食べた、吐き気も止まらないし食事もほとんど食べれてないと話がありましたが…」

医師「こちらの記録では食事は食べれているとなっております」

私「昨日の電話の看護師さんは食べれてないと言ってましたが…」

医師「記録では3割~5割食べれてますよ。その看護師誰ですか?

私「(こわ…)すみません、名前は覚えてません…」

医師「ん~…まあ、経過は順調で、退院できますよといった感じではありますね。無理に退院してくださいってわけではないのですが、病棟の空き具合では、他にひっ迫している患者がいれば退院という形にはなってしまうかとは思いますが…。病棟に確認しておきます」

私「?はい…」

 

…???

どっち?何が本当なの?

すると昼頃母から電話がかかってきて、すぐに看護師に替わりました。

看護師「娘さんのご不安な点はなんですか?」

私「(おっケンカか?)」

初っ端からケンカ腰な看護師。

私「母が吐き気が止まらず、食事もほとんど取れてないと聞いたのですが…」

看護師「吐き気は薬を変えたら収まってきたといってますし、食事も食べれてます。これ以上いられてもできることはありませんので」

 

おっかね^^

私がワガママいってるみたいやんけ^^

結局母は退院してきました。

で、結局どっちが正しかったのかというと医師とケンカ腰の看護師さんでした。

帰ってきた母は吐き気がどうとか一言も言ってこないし、食事も普通に食べれてる。

入院前ほどではないですが、帰ってきてそうそう「ケンタッキー食べたい」って言ってました。

 

…^^

 

母を信じた私がアホ^^

もちろん吐き気があって、食事も食べれていなかったことは本当だと思います。

しかし、昼頃のLINEで「吐き気があって食事もほとんど食べれてない」ってLINEが来てて、その4時間後のLINEでは「退院ですやったー!」って書いてあったらビビりますよね!?

兄にすぐ電話したら兄にも同じような内容がLINE来てたみたいで、「また始まったな。そんな状態で帰ってきてもなぁ…。本当かどうか電話で聞いてみれば?」ってことで病院に電話したのでした。

 

時折、こうして子が親に手をかける事件が発生するんだなって思います^^

困ったちゃんなのでした。

 

さらに私の頭を悩ませていたのは、母と不仲な姉の登場です。

母はがんのことを姉に言っていませんでした。

手術前にも、もし自分が亡くなるようなことがあっても姉には伝えるな、葬式にも呼ぶなと言われていました。

そこまで不仲な姉がなぜ母のがんを知ったかというと、母の親戚ががんのことを姉に勝手に伝えていたのだとか。

その親戚と姉も仲がいいわけではないのですが、着信拒否やブロックしないのは「こういう情報が入ってくることもあるから^^」とのちに姉が言っていました。

なんか怖かったです…。こういう情報って…。

 

で、手術前のバタバタしている時に姉が「母が癌なんだって!?大丈夫なの!?手術いつさ!顔出しにいくから!」と連絡が…。

オーマイガッ!

そんな、不仲な姉を手術前の母と合わせたら血圧爆上がりでぽっくりいっちゃうよ!!!

なんてこったい…!

とはいえ、心配してくれている(であろう)姉に、「sorry、お姉ちゃんは本人希望により面会NGだぜっ」なんて言えない…。

苦肉の策で兄が「お姉ちゃんに、感染症対策で俺一人しか手術室入れないって言っておくから、いりこはお姉ちゃんに会わないようにこっそり来い」と言うのでした。

 

手術当日、手術が始まる11時頃に学校を中抜けして、母を手術室へ見送ってからまた学校に戻りました。

病院には兄が残ってくれており、16時頃手術が終わる予定。学校も15時30分頃に終わって、病院に着くのが16時頃。

そして姉のパートが終わるのも16時頃!!

こりゃ誰が先にどうなるかのデッドヒート!!

手術が終わる前に私が姉より先に到着できれば兄と二人で手術室前に行ける!!

さあ!!結果は…果たして!!

 

いりこが1位~!!

 

手術が終わる前にいりこ選手1位で到着!!

感染症対策で手術が終わるまで1Fのロビーか車でしか待機できなかったので1Fの椅子に座っている兄を発見。

兄「お姉ちゃんもまだ来てないし、俺腹減ったから売店でなんか買うかな」

私「あんたはいつもギリギリを攻めるね。もうお姉ちゃん着いちゃうかもしれないし、その前に手術終わるかもしれないよ?」

と話していると、兄の携帯に手術終わりましたの電話がかかってきました。

なんてタイミング…!

姉に見つかる前に手術室へ行くことができたのでした。

で、手術無事成功。

nekonoiriko.hatenablog.com

 

ただの手術だけでもあたふたしているのに、突然の姉の登場で余計あたふたしました。

で、母が病室に帰っていったので私達も1Fに戻ると姉から「もう少しでつく」とLINEが。

「もう終わったよ」と言っても「もうつくから!」ということで謎の姉待ちの時間。

数分後やってきた姉に手術後に医師から受けた説明を伝えて、30分くらいきょうだい水入らずで話したのが病院のロビー。(はよ帰れ)

 

母と姉の不仲に加えて口の軽い親戚にも頭を悩ます日でした。

 

結局、退院してもお互いがお互いに連絡とらず現在に至ります。

不仲なのはどうしようもありませんが、間に入る身としてはめんどくさいです。

そう、めんどくさい家族なのでした^^

こうなってくると逆にいま二人を合わせたらどうなっちゃうんだろう?と思ったりします。

2人をどっかのファミレスに呼び出して、私は二人が座る席の後ろでこっそり様子を見たいです^^

母娘といえど相容れないものは相容れない。

人生の半分以上疎遠の2人なので今更仲良くなんてお互い思っていないはず。

おもしろっ。

 

母が退院して1週間、もうたばこすってることに驚きを隠せませんが、指摘すればまた不機嫌になるので放っておきます^^

でも元気です^^

たまにお腹痛くなるみたいですが、好きな物食べて飲んで吸ってしているので、入院している時よりストレスなさそうなのでこのままの方が元気っぽそうです。

今月中旬に外来にて診察あるので、そこで術後に医師が言っていたリンパの腫れについてわかるかもしれません。

とにかく母は元気でーす!!!!