独身女性の奇行~猫を添えて~

冴えない独身アラサー女性。一生猫の下僕であることを誓う。

先代猫ランの伝説

先代猫ラン様はまさに女王。

スレンダーな美脚猫で、人間で言うなら菜々緒のようなスタイルの猫。

いくら食べても太らない。

さらに美食家、とは言わないかもしれないけど、高級なカリカリやウェットフードしか食べなかった。私の財布は泣いていた。

 

そんなランにも愛されていた私。よく同じベッドで一緒に寝ていました。

懐かしの黒バスのキーホルダーは気にしないでください。当時ハマってました。

ランも寝ながら寝返りうってベッドから落ちた経験があるので、壁側で寝るよう教え込み、いつしか眠くなったら言われなくても壁側にくるように!

ありがとね~!

そしてやせ型だったので寒がりなので真夏以外は布団のなかに入るのが定番。

基本的には

私の腕枕で寝てました。なので腕がしびれるゥ!

それから、トイレもついてくることがしばしば。

悠のように中まで入ってきて便器の中覗いたりはしませんでしたが、トイレのドアを開けて私を目視して戻っていく。クールなオンナなのです。

 

ランの面白エピソードで一番好きなのがコレ。

真っ暗闇の部屋で、寝ている兄の胸の上で無言で兄を見下ろす…。

最高に「なんで?」でした。

 

またある時は、猫の狩猟本能に驚かされる。

問題の窓がこちら。

この窓枠から外を飛ぶ雀をつかまえ家の中に引きずりこんだのです。

雀はつかまれた時に足を怪我してしまったみたいで血が出ていました。

家の中を逃げ回っていたので治療しようと思ったのですが捕まえられず…そのまま違う窓から飛びたっていってしまいました…。

ごめんね、雀ちゃん…。

 

元々野性味が強かったランですが、ここまですごいとは…。普段は私に手加減してくれてたのね…ありがとう。

さすがはラン様です。

ラン様は16歳で虹の橋を渡って行ってしまったのですが、残された私は乗り越えられているような、いないような…。

いまでもランの話をすると泣けてしまうので、泣きそうになったら自分の胸をドラミングしてなんとか耐えています^^

あいたいよ~~!!