独身女性の奇行~猫を添えて~

冴えない独身アラサー女性。一生猫の下僕であることを誓う。

隠してたこと

実はみなさんに隠してたことがあるんですが、先日ひと段落ついたので発表したいと思います。

私…実は……

口が臭かったんですね。

 

ふぅ、やっと言えました。

このブログでは赤裸々に書くつもりでしたし、割となんでも書いてきましたが何故か口が臭かったことは中々言えませんでした。

言えてすっきりしました。黙っててごめんなさい^^

 

さて、何故私の口が臭かったのか、なぜ過去形なのか説明いたします。

臭かったのは右下の親知らずのせいです。

他の親知らずは綺麗に生えてきたのに、右下だけきちんとできってないというか、常に皮というか歯茎というか、それらを被ってるんですね。…被ってるんです。

そこに汚れがたまりやすいのはわかっていたので丁寧に洗っていましたが、やはり一筋縄ではいかなかったようです。

なんやかんやでどうにかなってしまったようで、歯槽膿漏歯周病?どっちかだったと思います。

臭いがし始め、黄緑色の膿がでることに。

こ、こんなんじゃお嫁にいけない!!

突然唇を奪われるイベントが発生してもこの毒ガスで相手が〇んでまう!!

歯医者に行くたびに治療してもらうんですが良くならず…。

そしてつい先日歯医者に行った際にまたも「右下の親知らずが…」というと、歯科医が「もう抜くしかないね。抜いてく?」とまるで「今日1杯いっとく?」みたいなノリで言いだしました。

私「え、今日!?い、今って事ですか!?」

歯科医「次回にする?」

私「え…っと……(次回…の方がいいのか…?全然心の準備できてないし、本当に抜くしか手立てはないの…!?一回調べてから他の歯医者にセカンドオピニオン的なのした方が…。でもどっちにしろこの親知らずは歯茎被ったままだし、また臭くなる可能性あるならもういっそここで抜いてしまった方がいいんじゃ…?顔も腫れるだろうし痛いだろうし、まだ無職のうちにやってしまったほうがいいのかも…?で、でも!本当に抜いてしまっていいの!?それが最善の治療方法!?…先生がヤブってことはねぇよな…?私がめんどくさい、口もくさい女だから抜いちまえってこと…?そうだよね、臭いもんね!)今日抜きます!

歯科医「はい、じゃあ麻酔準備します」

 

こうして私は親知らずを抜いてもらうことになったのでした。

 

まずは塗るタイプの麻酔をして、注射タイプのガチの麻酔が痛くならないようにします。塗布後5分ほど待ちます。

この間、私の手足が恐怖で震えました。

やっぱりやめたいというなら今…!しかしもう抜く気満々!!クソ、一体どうしたら…と悩んでいると、私の逃走を察知したのか歯科助手さんが「大丈夫ですか?^^」と声をかけてきました。

私は……観念しました。

5分後、ガチの注射タイプの麻酔をされます。が、こちらの麻酔はかなりの即効性らしく、打って30秒後には「じゃあ抜いていきます」って言われちゃいました。

アタイの鼓動が脈打つ!!!!

いざ!!!

 

歯ってあんなにぐりぐりされるんだ…。

 

ペンチみたいなのでグッと歯を挟み、ぐりぐり。

途中、バキッと音がして歯が欠けました。

歯科医「虫歯でもろくなってる」

言わんでええねん///

 

歯科医が悪戦苦闘する中、歯科医がかけているゴーグルみたいなものに私の口腔内が反射していてリアルタイムに中の状況を見れました。

あっ…血が出てる…。ぐりぐりされてる…。あ…。

しかし途中で私は思いました。

私(先生のゴーグル見てるけど、先生は『めっちゃみてくる…』って怖がってるかもしれない。かなり距離が近いから私寄り目になってるかも…。寄り目でずっと見つめられながら処置するのイヤだろうな…。見るのやめてあげよう)

先生のためにスッと目をそらして少ししてから「はい、取れました」と言われました。

すご!!全然抜けたのわからなかった!!

っていうかこんなにすぐ抜けるなら最後まで見てればよかったー!!惜しいことをした!!

歯が抜けてすぐにじゅわ~と血がでるのが分かりました。

血をバキュームしてもらい、歯がいなくなって空室になった歯茎になんか白のメッシュみたいなのを詰められ、さらに綿を噛んで出血がおさまるのを待ちます。

しかしまたもや「え”ぇ”っほ!!」と咳が出てしまい、歯科助手さんが背もたれ起こしてくれました^^

へへ、すまんな^^

起こしてもらうと、私の親知らずが置いてあるのを発見。観察。

う~ん、ばっちぃ。

以前にこの親知らずの虫歯も治療してもらったんですが、歯茎に隠れているところにできちゃってたみたいです。

観察してると歯科助手さんが話しかけてくれました。

 

助手さん「抜いた歯、こんな感じですね~。(ピンセットで転がして見せてくれる)」

私「わ~虫歯!こんなところにできてたんですね」

助手さん「結構奥でしたね。こちらの歯、持って帰ります?」

私「え!?持って帰れるんですか!?」

助手さん「持って帰られる方も結構いらっしゃいますよ」

私「そうなんですね。いらないです^^

 

一瞬迷いましたが、やはりいらなかったです^^

最後に先生に「麻酔切れてきたら痛みでるかと思うので痛み止め出しておきますね。今飲みます?」と言ってくれました。

でも私は「いえ^^痛くなったら飲みます^^」と強がってしまいました。

今更強がっても遅いのですが、歯を抜いて弱っている私を見せたくなかったのです。

帰宅後速攻で飲みましたけどね^^

17時に痛み止めを飲んで、次飲むときは5~6時間あけなきゃいけないんですが、9時過ぎにぼわんぼわん痛み始めてしまったので言いつけを守らず痛み止めを飲むことに。

 

私「なんか少し痛み出てきたから、少し早いけど薬飲も~っと。……あ…、い、いたい…!痛いぃ!気づいちゃった!痛い!」

 

YouTubeを集中して観てたから少し痛い程度だと思ってましたが、自覚したら結構痛くなってました。

いつもは寝る前に悠と遊んで疲れさせてから寝るのですが、激しい運動は禁止されていたので遊ばず寝ることに。

悠も普段と違う私の様子に気づいてるのか、血の匂いでわかるのか、遊ばなくてもずっと寄り添って寝てくれました^^優しいね!

 

翌日、案の定発熱し頭痛もあったため、悠に朝ごはんあげてまたベッドに戻りました。

悠は普段、朝ごはん食べたらストーブの前に行くか窓の外みてるかなんですが、この日は二度寝する私のそばにいてくれました。優しさが沁みる…。

二度寝しながら、いま本当に無職で良かったと思いました。

抜歯したほうの頬、一応腫れているんですが、素晴らしい丸顔のおかげで全くわかりません。鏡でみてもいつもと変わらない…。

丸顔でよかったのか、それともいつも腫れてるような顔ということか。

私の顔はどうしてこんなに丸いのでしょうか?

 

とにかく、口臭い元凶の親知らずを抜いたので完治したら口が臭くなくなっているはずです。

そうしましたら、いつでも唇奪ってくれて結構ですので。全国のマッチョさん達。